paw prints

だれかの足跡

2015.4.26

きのこ帝国の佐藤さんの声が心地いい。


外は空がスコンと抜けたように快晴。それなのに私はというと、心に溶けた鉛を流し込んだみたいに重く落ちている気がする。

春に初夏の匂いが混じってる。
いい天気ってすごく好きになれる日もあれば、自分にとってとても残酷に感じる日もある。


「なんてことだ、私はこんなにもすっきりしないっていうのに、ちくしょう、空だけバカみたいに晴れやがって。」
そんな暴言をすっきり晴れた空に
八つ当たりみたいに投げかてやりたくなる。

知らんぷりしてそよそよ吹く風。
だれにも相手にされてない気がして、せめて音楽だけは自分の味方にしたくて…。
そういう時に佐藤さんの声は優しい。もちろん彼女にもいろんな歌があるから枠に押し込めるのは申し訳ないのだけど。

でも、
優しいのにどこか憂鬱で
強い彼女の声に慰められる。
そんな日です。



やらなきゃいけないことも
やりたいことも
確かめたいことも
言いたいことも
ききたいことも
出来ていない。


自分をこれ以上嫌いになる前に
どうか君から歩み寄ってほしいと
結局他人任せにしてしまう。
そんな自分がもっと嫌になるけど
勇気もでないから
ベットに寝そべったまま
全部投げ出して今日を過ごす。


麗らかに憂鬱な春の日に。